
Webデザイナーが選ぶ、企業サイトに適したワードプレス(WordPress)テーマ10選
ワードプレス(WordPress)を使用すれば「HTMLコードを書けなくても、集客力のある企業サイトを作成することができる」と言われており、大手の有名企業も使用しているツールです。
「自分はwebの知識がないから無理だ」「プログラミングは苦手だ」という方もで「かっこいいホームページを手軽に作りたい」という経営者様も、弊社が企業サイトにピッタリのワードプレステーマをご紹介します。
「ワードプレス」や「テーマ」という言葉もWebマーケティングに関わっていない方には聞きなれない言葉かと思いますので、本記事ではワードプレスの理解も深めていただけるように基礎的なお話も併せて書いていきます。
目次
ワードプレスで企業サイトを作る理由
初めに「ワードプレスとは何か」「なんでワードプレスを使うのか」という基本的なお話をします。すでにご存じの方は飛ばしていただいて構いません。
WordPress(ワードプレス)とは?
ワードプレスとは世界中で使われている「ブログ機能」です。
従来はプログラム知識のある方がコードを書いてホームページを作ることが一般的でしたが、ワードプレスなら文章を打ち込み写真を配置するだけで、ホームぺージ上に新しいページを作ることができます。
そのため「コンテンツマネジメントシステム(CMS)」とも呼ばれています。
ブログ感覚でホームページを作れるため、サイト制作の工数・運用保守のコストを削減することができます。
ワードプレスのメリット
- 素人でもブログ感覚でページ作成ができる
- デザインの自由度が高い
- ブログ、ニュース、実績など企業サイトにあわせてテンプレート化できる
- プラグインを使用するとシステム開発費を大幅に削減できる
- SEOに強く、集客しやすい
- おしゃれなデザインが豊富
- カスタマイズが自由自在
- ユーザーが多いため、ネット上に情報が多い
ただし「サーバーを自分で契約し、ワードプレスを設置する」という作業は必要になります。そこだけは自分でも頑張れる人にワードプレスはオススメです。
ワードプレスの「テーマ」とは?
ワードプレスというブログに着せる「洋服」がテーマです。
テーマを利用することで、デザインが変わります。つまり、手間をかけることなくホームページをカスタマイズすることができます。
- HTMLやCSSの知識がなくても、サイトをカスタイマイズできる
- 作業工数を減らすことが出来る
- 機能が豊富
- 管理画面から様々な設定やカスタマイズができる
- 簡単におしゃれなデザインを作成できる
ワードプレス企業サイトを作成する理由
企業サイトをワードプレスで作るとどんないいことがあるか。大きく二つあります。
SEO効果が高い
WordPressには多くのテーマがありますが、検索エンジンと相性が良いことが大きなメリットです。有料・無料どちらのテーマであっても、SEOに強いと思われるテーマが多いです。
簡単に情報発信ができる
WordPressでは投稿ページを使用することで、ブログに投稿する感覚で気軽に情報を発信できます。社内スタッフがいれば、専門業者を外注することなく発信が可能です。
ワードプレスを導入している企業ホームページ例
実際に大手企業もホームページがワードプレスということはよくあります。ちなみに弊社「WINQ」のホームページもワードプレスで作っています。
カカクコム
URL:https://corporate.kakaku.com/
ページ数:200
掲載している情報↓↓
- 企業情報
- プレスルーム
- IR/投資家情報
- 採用情報
- お問い合わせ
クックパッド
URL:https://info.cookpad.com/
ページ数:846
掲載している情報↓↓
- 企業情報
- サービス
- ニュース
- IR情報
- 採用情報
- 広告掲載
- お問い合わせ
WINQ
URL:https://winq.co.jp/
ページ数:33
掲載している情報↓↓
- 企業理念
- サービス内容
- 集客ブログ
- ニュース
- イベント情報
企業サイト向けおすすめワードプレステーマ10選
では早速ワードプレスで企業サイトを作る際のおススメテーマを紹介します。今回は、下記視点で優秀なテーマを選びました。
- 企業向けデザイン
- スマホ、タブレットにも対応
- 日本語対応
- 商用利用可能
無料の企業向けテーマ
Xeory
コンテンツマーケティング・Webサイト制作で評判の高い「バズ部」運営ノウハウをもとに完成させた、コンテンツマーケティングのためのWordPressテーマです。
XeoryはWebマーケティングで結果を出すために必要な3つの特徴を備えています。
SEO対策として、Googleのガイドラインに沿った内部構造
最初からソーシャルメディアのシェアボタンの表示のON・OFF機能が実装されており、ソーシャルメディアとの連携も抜群
コンテンツマーケティングを行い、アクセス数のみならず、実際にお問い合わせなどのコンバージョンに繋がる反応を得えやすい仕様
Xeory にはサイト型テーマと、ブログ型テーマの2種類があります。
- Xeory Extension
企業サイト+コンテンツマーケティングを可能にしたサイト型テーマ - Xeory Base
コンテンツマーケティング用のブログ型テーマ
企業サイトを作成する際には「Xeory Extension」の方を使用します。
Xeory Extension は、ワンコラム型のサイトにコンテンツマーケティング用のブログ機能を搭載したテーマです。下記のような特徴があり、初心者でもカスタマイズしやすい仕様になっています。
- 企業の特徴・サービス紹介・会社情報・お問い合わせが管理画面から設定できる
- SNS・アナリティクス・meta情報が管理画面から簡単に設定できる
- スマホ、タブレットでも見やすいレスポンシブ対応
SEO対策だけではなく、購買や購読など狙った行動を顧客にアクションとして起こしてもらえるための機能が盛り込まれており、集客効果が期待できます。
LIQUID PRESS
LIQUID PRESSは、スマートフォン対応で直感的なカスタマイズが可能な、日本語対応レスポンシブWordPressテーマです。 企業サイト、オウンドメディア、ブログ、LPなど、用途別にWordPress公式有料サポートテーマを取り揃えています。
下記のような特徴があり、レスポンシブ対応に強みがあるテーマになります。
- WordPress公式API「カスタマイザー」を用いて、HTML/CSSの知識が無くても簡単にテンプレートを編集できる
- Twitter開発者が公開した、HTML/CSS/JavaScriptフレームワーク「Bootstrap 4」に対応
- スマホ、タブレットでも見やすいレスポンシブ対応
BizVektor
BizVeKektorは、GPLライセンスで無償利用が可能なWordPressテーマです。
GPLライセンスとは、ソフトウェアとそれを使用するユーザーに、使用、複製、変更、再頒布などの自由を与えることを最大の目的とし、徹底しているオープンソースライセンスのことです。
htmlやcssの知識が無くても管理画面からの設定だけでクオリティの高いサイトが作れます。
初期構築・サイトメンテナンスの容易さを追求した初心者に優しい設計のため、初心者にもオススメです。
また、いいねボタンやツイートボタン、facebookコメント欄など、主要SNSとも連携しているため、SNSに対応した企業サイトを作成したい際にも、簡単にカスタマイズできます。
BusinessPress
シンプルで美しいビジネスサイト向けWordPressテーマで、中小企業、団体、フリーンスなどの幅広いホームページを作ることができます。GPLライセンスのため、無償利用可能です。
また、下記のカスタマイズ機能も便利です。
- イントロダクションで記事の概要が書ける
- 見出しの上にサブヘッダーをつけることができる
- コンテナクラスを使うと全幅の背景色をつけることができる
「無料」が大きなメリットである無料テーマですが、デメリットもあります。
- デザインのクオリティが低い
- デザインが良いが英語版しかない
- セキュリティ更新がされない
- 有料テーマに比べて、SEO対策に弱い
- カスタマイズが難しい
- 予測不能なエラーが発生する可能性がある
- エラーの解決に時間を要する
有料の企業向けテーマ
有料テーマには下記メリットがあります。
- 初心者でも、ウィジェットで細部をカスタマイズしやすい
- サポート体制が整っている
- SEO設定が簡単で、無料テーマより強い
- サイト作成の時間を短縮できる
- htmlやcssコードが作りこまれている
- デザイン性が高い
- プラグイン・ウィジェットが豊富
- 記事の装飾機能が充実
- デザインが最適化されているので、ユーザーの滞在や回遊に有利
TCD
URL:https://design-plus1.com/tcd-w/
TCDは、国内シェアNo.1、累計100,000ユーザーを超えるトップブランドです。豊富な独自機能を盛り込んだテーマであり、低コストでハイクオリティ、そして驚異的にインパクトのあるサイトが構築できる日本語WordPressテーマとして、非常に人気が高いです。
通常のWordPressテーマをカスタマイズするには、管理画面からHTMLやCSSを編集しなければなりません。しかし、TCDでは独自機能として、テーマのカスタマイズが可能な「TCDテーマオプション」という機能がWordPressの管理画面に実装されているため、web初心者であっても、気軽にカスタマイズが行えます。
また、お客様のサポートが手厚い点も心強いです。「TCD LABO」には、TCDテーマのこれまでの膨大なカスタマイズ事例が格納されているため、初心者は非常に参考になります。
Isotype
機能美を追求している、WordPress日本語テーマです。ビジネスを加速させるための機能と美しさを兼ね備えたサイトを、最速でスタートアップできます。
下記のような特徴があり、企業のブランディングに貢献してくれます。
9つのカスタムウイジェットを使用可能
レスポンシブデザインでも軽量で、スマートフォン等のモバイルデバイスに対応
「機能主義」のもと多彩なテーマオプションを実装しながらも、機能を厳選しているので、不要な機能がない
DigiPress
URL:https://digipress.info/theme-list/
ハイセンスなデザイン性が評価されているテーマのため、オシャレなサイトを作りたい人に向いています。
下記のような特徴があり、初心者でもカスタマイズしやすい仕様になっています。
- PC/モバイル端末を判別し、最適化したテーマで表示 & AMP にも対応
- CSS の編集を必要としない配色パターンによる無限のカスタマイズ
- 豊富なオリジナルウィジェットは12種類以上
- 画像素材を使わずアイコンフォントだから色もサイズも自由自在
テーマ、および専用プラグインは、「1ライセンス = 1サイト」単位で認証が必要になります。1サイトとは、WordPressが管理、認識しているサイト単位であり、所有するライセンス数の上限までは同一ライセンスキーにて認証が可能です。
Habakiri
URL:https://habakiri.2inc.org/
Habakiriは、レスポンシブデザインに優れた日本語のWordPressテーマです。
CSS やテンプレートを書き換えること無く、カスタマイザーをマウスで操作するだけで様々なデザインを実現することができます。
また、下記の機能も便利です。
- ページ表示高速化対応
- 7つの固定ページ用テンプレート
- 3種類のアイコンフォント
様々な色の設定、レイアウトの変更が行えるテーマカスタマイザー
時間をかけることなく編集・更新ができるので、初心者におすすめです。
Emanon
Web集客に特化したWordPressテーマです。下記のような悩みを持っていて、「売れるしくみ」を作りやすい人に向いています。
- 見込み客が増えず、メルマガの登録などに誘導するページが欲しいが、設置の仕方がわからない
- 事業内容にあったWebサイトに仕上げたいが、カスタマイズが難しい
- 商品が売れないので商品販売やセミナー集客用にランディングページを設置したいが、外注費用が高い。
- コストを抑えるために自分たちで設計したい
Emanonは検索エンジンにインデックスされやすい構造で設計されているので、SEO対策もバッチリです。
Lightning Pro
URL:https://lightning.nagoya/ja/
Lightning Proは、ホームページ制作の専門の知識がなくても集客に役立つホームページやブログが簡単に作れるように開発されています。
企業サイトの作成に必要な要素が予め搭載されているので、初心者でも作業しやすいです。カスタマイズ性も高く、新規にプログラムをインストールすることで、デザインのバリエーションを増やすこともできます。
企業サイト作成の必要があるけれど、作成する時間・費用が不足している人には最適です。有料版にハードルを感じる人は、無料版を試してみてから、導入を検討するもアリです。
WordPress公式ディレクトリのため、WordPressの管理画面から簡単にインストール・アップデートができます。
一方で、下記のようなデメリットもあります。
メリット・デメリットを総合して、有料テーマを選択すべきか判断してください。
- ランニングコストが発生する
- 素人が作ると素人っぽくなる
- 機能のカスタマイズには限界がある
- 一定の知識がないと、理想のレイアウトを実現できない
- 使いこなすまでには、一定の学習時間が必要
WordPressで企業サイトを作る前の準備
最後にワードプレスでテーマを選ぶ前に、準備しておくことが4つお伝えします。
- 見本となる企業サイトの調査
- 目的の設定
- ターゲットの設定
- 掲載情報の決定
これらの準備があると、プロに頼まずとも売上アップに役立つホームページが作れますのでチェックして下さい。
見本となる企業サイトの調査
見本となる企業サイトを見つけましょう。見本となるサイトを調べる中で、自分が作ろうとしている企業サイトの最終的な完成図を構築していくことがおすすめです。
ゼロベースで考えるのではなく、デザインアーカイブサイトを参考にすることで、効率的にサイトが作成できます。
MUUUUU.org
縦長のWebデザインギャラリーです。レスポンシブルデザインや、フラットデザインのサイトを作成したい時に、参考になります。スマートフォンサイトの参考になるレスポンシブルデザインや、フラットデザインでの検索ができる点が魅力です。
WPデザインギャラリー
URL:http://wpgallery.kachibito.net/
WordPressサイトのみを収録しているので、今回のようにWordPressテーマを用いた企業サイト作成の際には、非常に参考になります。Webサイトのキャプチャにオンマウスすると、このWebサイトの運営者のWebサイトに対するコメントが見られます。
イケサイ
他のデザインギャラリーよりもコーポレートサイトを扱っている量が多いです。色味や配色も多いので、企業カラーの参考にもなります。アップデートが頻繁に行われるので、定期的にチェックしましょう。
目的の設定
企業作成の目的は、下記の通り多岐にわたります。
- 問い合わせを増やしたい
- 採用に繋げたい
- FAQを設置してカスタマーサービスの負担を減らしたい
どのような目的で構築するのかを事前に決定しておかないと、統一性のないサイトになってしまうので、予め明確な目的を設定しておくことが必須です。
ターゲットの設定
ターゲット設定とは、基本的には「商品を買ってくださる顧客を想定すること」です。企業サイトの読者・ターゲットは誰かを考えましょう。ターゲット像は明確である方が、Webサイトの仕様も判断もしやすくなります。
逆にターゲットを設定せずに見切り発車でサイト作成を進めてしまうと、様々な要素が入り組んで、統一性のないサイトになってしまうので気を付けましょう。
掲載情報の決定
Webサイトの目的とターゲットを明確にした後は、「目標を設定するためにどのような情報を掲載するか」を決めましょう。どのような情報ならば会社に興味を持ってもらえるか、サイト訪問者の目線でサイト設計を考えましょう。
企業ホームページでは下記のような情報を掲載します。
- 企業概要
- 事業紹介
- 販売している商品やサービスの紹介
- ニュース
- IR情報
- 採用情報
- お問い合わせフォーム
- よくあるご質問
- 個人除法の取り扱い