それ…10年前のSEOだよ?Googleの検索順位のしくみから考える「不要な対策」

「SEO対策やってるけど、検索結果に出てこない」
「SEO会社に任せたけど、高いだけで全然集客できなかった」

もしかして…10年前の THE・SEO対策 を一所懸命にやりすぎたために、何の成果も得られてないのかも。
なので「不要なSEO対策はさっさと辞めちゃいましょう」という話をします。

ゴリゴリのSEOマーケターは読まないでください。
「当たり前すぎて、忘れてたわ!」
となります。

SEO初心者の経営者さんだけ読んでくださいね^^

知っておきたい、検索エンジンの仕組み

検索エンジンの仕組みはずっと昔から変わっていません。
Google検索エンジンは「検索キーワードと関連性の高いWebサイトのリンクを並べる」という役割があります。

そのために、様々な仕組みが備わっています。

膨大な数のホームページを比較している

まず最初に伝えたい仕組みは「Webサイトの情報をどうやって集めているのか」です。

主に、以下の3つのプロセスによって実現させています。

  1. クロール|インターネット上にある、あらゆるWebページを把握する
  2. インデックス|ページに書かれている内容をすべてデータベースに保存する
  3. ランキング|キーワードに最適なホームページを検索結果に並べる

この3つのプロセスから逆算して「ホームページに最低限必要なSEO」というと

  • Googleサーチコンソール を使用して、ホームページをクロールさせる
  • HTMLのマークアップを正しく行い、データベースに正しく情報を保存させる
  • キーワードに最適な情報を掲載し、ランキングの上位に紹介させる

ホームページに置いて、このような点で取りこぼしが内容にすることが、検索エンジン最適化の大前提になります。

【参考】Googleの検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について

人工知能(AI)でホームページを評価する

検索順位を決める(ランキング)は、Googleが開発した様々な人工知能によって行われます。
たくさん種類がありますが、これらは総称して Googl検索ランキングシステム と言われます。

リンクをクリックしていただくと、ランキングシステムを解説したGoogle公式ページに飛びます。初心者の方はおそらく読んでもわからないと思います。一つ一つを理解していただかなくて大丈夫です。

あなたに知ってもらいたいことは、この人工知能によって

  • 人間以上に正しくWebページの価値を評価できること
  • いろんな条件のもとに検索結果の順位が決められていること
  • 小手先のSEOテクニックが通用しにくくなっていること

なので、昔のSEO対策はもちろん通用しません。
「検索エンジンをうまいこと攻略してやろう」なんて目論見も通用しなくなってきています。

SEOはインターネット接客のホスピタリティとして実施すること。
決して、広告戦略としては考えない方がいいです。

集客のためのSEOに試行錯誤して、大量の時間と労力を投じるくらいなら Google広告 を使うほうが賢明です。

ランキングシステムは毎日アップデートされている

小手先のSEOテクニックが通用しなくなるのは、検索エンジンのランキングシステムは毎日少しずつ進化しているからです。そして年に数回 コアアップデート という大規模なシステムアップデートにより、より制度の高い評価ができるようになるため検索結果も変わります。

なぜ、このようなことが起こるのか。
それはGoogleが「ユーザーファースト」という考え方を持っているからです。

Googleは常に「検索エンジン利用者に喜ばれるような情報を返す」ということを大切にしています。しかし、これまでは人工知能などのレベルも低く、十分な検索結果を返すことができませんでした。

「精度の低いランキングシステムを逆手にとったSEO対策」によって、本来は紹介したくないようなWebサイトが上位に出るようなことも多々ありました。それが現在はできなくなりつつあるのが現状です。

キーワードの多用はやめよう

SEO対策で多くの人がついやってしまうこと。それは「キーワードをコントロールしようとすること」です。キーワードに関する無意味なSEOを3つほど紹介します。

メタキーワードはSEOに無関係

HTMLの というメタキーワード設定を、ページごとにあれこれ決めている人。残念ですがメタキーワードはSEOに使われない項目ですので、即刻やめてしまいましょう。

タイトルにキーワードを多用しない

HTMLの ~~~ というメタタイトルの中に、キーワードをたくさん書き込んでいる人。タイトルのクリック率が悪くなると順位は落ちていきます。キーワードは多くても3つまでにしましょう。

本文のキーワード率を考慮するな

「本文の中にキーワードが◯%含まれてると上位化しやすい」みたいなことはありません。すでにキーワードの含有率に関係なく、Webページの価値を判断できるようになっています。

大量のブログは疲弊する

ブログ集客は「コンテンツSEO」と呼ばれるSEO集客の代名詞的な手法です。「ブログを毎日書く、大量に書く」ことでホームページの価値を高めて検索エンジンの上に出るようにする方法ですが、毎日大量に書かかずとも成果を上げられるのが、弊社が推奨している ローカルSEO です。

たくさんの情報のまとめは不要

いろんなWebサイトに取り上げられた情報をまとめる「キュレーション」という方法。ブログではまとめ記事を書いても上位化することはありません。あなたのホームページでしか読めない情報であるほうが有効です。

どこでも読める一般論では上がらない

あたり障りないブログ発信は、発信側からしたら気楽なんですが、読みてからすると「どこかですでに見たような記事」になりやすいです。独自の考察、尖った意見などがある方がGoogleが目指す「ユーザーに役立つ情報」になりやすい場合もあります。

検索エンジンを攻略するな

「SEOを攻略して、なんとか上に出してやろう」みたいな考えは、もう通用しなくなりました。逆に言うと、SEOは最低限でもビジネスがしっかりした信頼る企業は上がりやすくなってます。

SEO会社の使い所はよく考えて

サイトの改善や時間の節約につながる可能性がある一方で、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある

Google検索セントラル

とある様に、SEO会社選びは身長になるべき所です。私もじつは SEOで大失敗 をした一人です。「SEO会社に頼まないの」も一つの有効な判断になります。

Googleの方針を無視すると落ちる

Googleは創業者が「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである」と言っており、その方針に沿ってランキングシステムのアップデートが繰り返されています。Googleの方針を知れば知るほど、検索エンジンを攻略するための時間がムダであることは分かります。

上位に出るホームページとは?

それを理解するためには「Googleはなぜ検索エンジンを提供するのか」を理解することが最初の一歩です。

Googleはなぜ検索エンジンを提供するのか。
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにする」ためです。

しかし、Googleの事業の柱は「Google広告を販売すること」です。

広告を販売するためには
「利用者が満足するホームページを検索結果にならべたい」
「だから見る人にとって役に立つWebサイトをつくってください」

という流れでSEOの概念は生まれました。
Googleからしたら、とても自然な想いだと思います。

  • 嘘はダメ
  • パクリはダメ
  • 見づらいのはダメ
  • 不快になるのはダメ
  • 広告したいなら、Google広告を

なので、SEOなんて難しく考えなる必要はありません。シンプルにダメなのなものがダメ。素晴らしいものが素晴らしいのです。

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