SEOは必要ない?SEOとはホームページの訪問者への「おもてなし」である。

「紹介でビジネスやってるから、SEOは要らない」
「ホームページは名刺代わりだから、SEO要らない」

お一人でやられている経営者さんから、このようなお話をよく聞きます。

日本国内では「SEO=検索エンジン集客」と誤って認識されています。なので「SEOはいかがですか?」と聞くと「ホームページでは集客しないので、SEOは必要ないです」という回答が返ってきます。

SEOは本当に必要ないのでしょうか?

SEOは「おもてなし」である

SEOとは、ホームページで「訪問者の体験(おもてなし)」を豊かにするために創られた、Google独自の概念です。

例えば「居酒屋」を経営されるなら、以下のようなおもてなしをされると思います。

  • お店の前に看板を出しましょう。
  • 開店前と閉店前は15分間掃除をしましょう
  • ホールスタッフは笑顔で接客しましょう

つまり、SEOも同様に「ホームページの運営・接客」を豊かにするためのものなのです。

訪問者が満足するホームページ運営をしてみませんか?

おもてなしで企業は成功する

おもてなしが大切だというのは、今さら言うまでもないと思います。

例えば、東京ディズニーランド。
2022年3月期決算説明会 では「売上2,185億円」と発表されています。

パーク内のあらゆるものがテーマショーという観点から考えられ、構成されています。そこにお迎えするお客様を「ゲスト」と呼び、我々はそうした舞台で働く従業員を「キャスト」と呼びます。

株式会社オリエンタルランド

ディズニー社は日本人の経済感覚を察して「東京ディズニーランドは失敗する」と判断していました。なので、一切出資はしておらず、100%オリエンタルランド社の資金で運営されています。

前評判にかかわらず「ゲストを大切にするおもてなし精神」によって日本一のテーマパークとなりました。

ホームページにおもてなしは必要か?

私は、集客するしないに関係なく、ホームページを持っているなら、訪問者へのおもてなしとして「SEOは必要である」と伝えています。なぜなら、ホームページはインターネット上では「会社そのもの」だからです。

ホームページの見た目は「第一印象」となり、ホームページの文面は会社の「提案」となり、ページを見る形で「訪問者への接客」が行われています。

なので、ホームページに「おもてなし」を導入してみませんか?

SEOは、集客術ではない

「SEOやったら集客できます」
「SEOやったら売上が増えます」

という誇大広告的なプレゼン。
私は腐るほど聞いてきました。

先程申し上げた通り、SEOは集客術ではありません。
「Search Engine Optimazation(検索エンジン最適化)」という意味で、ホームページがGoogle検索エンジンに正しく理解されるように調整することです。

この違いはとても重要です。

なぜなら、Googleはずっと「検索エンジンを攻略するような改修はやめてね」といい続け、それに従わないホームページにはペナルティを与えてきたからです。

私は以前 SEOで大失敗 した経験があります。そのおかげで「集客ではなく最適化させることが成功の秘訣である」ということを痛感しました。

最適化って何やるの?

Googleの公式サイトでは、検索エンジンに最適化の具体的な施策が案内されています。
大切なところを並べてみます。

  1. Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
    • Google がユーザーと同じようにページを確認できるようにする
    • 各ページに固有の正確なタイトルを付ける
    • 検索結果のタイトルリンクとスニペットを制御する
    • メタ ディスクリプション タグを使用する
    • 見出しタグを使用して重要なテキストを強調する
    • 構造化データのマークアップを追加する
  2. サイトの階層を整理する
    • 検索エンジンによる URL の使用方法を理解する
    • 検索エンジンにとって重要なナビゲーション
    • ホームページに基づいてナビゲーションをプランニングする
    • パンくずリストを使用する
    • ユーザーにとってシンプルなナビゲーション ページを作成する
    • コンテンツの情報を伝えるわかりやすい URL
    • URL は検索結果に表示される
  3. コンテンツを最適化する
    • 興味深く有益なサイトにする
    • 読者が求めているものを把握して提供する
    • ユーザーの信頼を得られるようにサイトを構築する
    • 専門性と権威性を明確にする
    • テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する
    • 気が散る広告を避ける
    • リンクを上手に使う
  4. 画像を最適化する
    • HTML 画像を使用する
    • 検索エンジンが画像を見つけやすくする
    • 標準の画像形式を使用する
  5. サイトをモバイル フレンドリーにする
    • モバイル戦略を選択する
    • 正確にインデックス登録されるようにモバイルサイトを設定する
【Google】SEOスターターガイド

しかし、これらをすべてチェックしてホームページを作るのは、難しいと思います。私もSEOの専門家でなかったら、この情報すら知らないと思います。

しかも、これらをすべて実施しても掲載順位が1位になる保証はありません。だからこそ「こんな面倒なことをやる意味があるのか?」と考えてしまうんです。

つまりSEOは、集客ではなく「訪問者へのおもてなし」として考えると、経営戦略とのズレはなくなります。

SEOを満たしたホームページ制作

なので、私たちは「ローカルSEOに強いWordPressテーマ」を開発しました。

上記のガイドラインの内容を全て満たした「利用者に優しいホームページ」を、低価格かつ短期間でお届けできるようになりました。これによって

  • Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
  • サイトの階層を整理する
  • 画像を最適化する
  • サイトをモバイル フレンドリーにする

という、①②④⑤の条件はクリアさせています。

ご興味がある方は、下記をご覧ください。

コンテンツにも「おもてなし」を

最後に、SEOスターターガイドにあった「3.コンテンツを最適化する」について話します。

ゲストは冒険、歴史、ファンタジー、未来をテーマとした日常の生活には存在しないような憧れに彩られた世界を、人間の持つ五感すべてを使って楽しむことになります。

株式会社オリエンタルランド

オリエンタルランド言えばこの様なコンテンツを通して、豊かな体感をしてもらう。
それが「おもてなし」になっています。

ホームページに置き換えると、コンテンツは「情報」であり、最適化とは「訪問者に最適化する」ということになります。

パンフレットは、コンテンツではない

あなたにとって、ホームページとはどういうものでしょうか?

名刺代わりですか?
パンフレット代わりですか?

もしそうなら、あなたのホームページをGoogleが取り上げることはありません。

  • 興味深く有益なサイトにする
  • 読者が求めているものを把握して提供する
  • 専門性と権威性を明確にする

これがGoogleのいう「訪問者に最適化されたコンテンツ(情報)」です。

ホームページをコンテンツにするために

ホームページはつい「経営者目線」で作ってしまいがちです。
ですが、そのせいで「ホームページは効果がない」という風に認識されてしまっているように思います。

私たちは セールスライティングコンテンツSEO を提供し、ホームページをコンテンツ化するお手伝いもしています。

ホームページで「おもてなし」を実践し、貴社のホームページ体験をより豊かにすることで、ローカルSEOの成功率を上げています。

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