Google検索されない原因を完全解決!プロが教えるインデックス&SEO対策

「なんでウチのサイト、検索しても出てこないの?」

競合はどんどん上位に出てくるのに、自社サイトはなぜか埋もれたまま。Search Consoleを開いてみても、専門用語ばかりでよく分からない…。そんな不安と焦りを抱えている方に向けて、本記事では検索されない5つの主な原因と、その具体的な診断・改善方法を解説します。

まず知っておきたい Google対策の基本用語(初心者向け)

「インデックス」「クローラー」「SEO」など、検索の話になると急に出てくる専門用語。でも、意味がわかれば難しくありません。ここでは、最低限知っておきたい用語を、身近なたとえと一緒にやさしく解説します。

☑ インデックス(登録されること)

図書館に本を登録するようなもの

Googleがあなたのサイトを見つけて、「この情報は検索結果に載せる価値がある」と判断して登録することを「インデックス」と呼びます。

図書館に本が登録されていないと、どれだけ素晴らしい内容でも誰にも読まれませんよね?それと同じで、インデックスされていないページは、検索に絶対出てきません。

☑ クローラー(Googleのロボット)

街を巡回するパトロール隊のようなもの

インターネット上を24時間巡回して、新しいページや更新された情報を探しにくるのが、Googleのロボット「クローラー」です。このクローラーに見つけてもらうことで、はじめてGoogleに存在を認識されます。

逆に言えば、クローラーがあなたのサイトを見つけてくれなければ、どれだけ良いページでも、検索に出てこないのです。

☑ サーチコンソール(Search Console)

サイトの健康診断書のようなもの

Search Consoleは、Googleが無料で提供している「あなたのサイトの健康診断書」のようなツールです。

  • ページがちゃんと登録されているか
  • エラーが起きていないか
  • どんな検索キーワードで表示・クリックされているか

などが一目で分かります。SEOをする上で欠かせない、公式のチェックツールです。

【参考】Googleサーチコンソールの設定方法

☑ noindex(ノーインデックス)

「立入禁止」の看板のようなもの

これは「このページは検索に出さないでください」とGoogleに伝えるための設定です。公開前のテストページや、見せたくない内容に対して使うものですが、間違って設定してしまうと、重要なページも検索に出なくなります。

WordPressや制作会社に任せていた人ほど、気づかないうちにこの設定がされているケースがあるので要注意です。

☑ SEO(検索エンジン最適化)

お店を見つけやすくする工夫

SEO(エスイーオー)とは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、Google検索で上位に出てくるための工夫のこと。たとえば…

  • お店の看板を大きくする(=タイトルや見出しを工夫する)
  • お客さんが欲しい商品をそろえる(=ユーザーの知りたい情報をきちんと書く)
  • アクセスしやすく整える(=サイトの構造や表示速度を最適化する)

のように、お店(サイト)を見つけてもらう工夫がSEOなんです。

検索に出ない3つの原因とは?

「なんでウチのサイト、検索しても出てこないの?」

そう感じたとき、まず知っておいてほしいのは、検索されない状態には3つしか原因がないということ。しかも、それぞれに対応する対策も、ちゃんとあります。

原因①|Googleにまだ見つけられていない(インデックス未登録)

Googleのロボット(クローラー)が、あなたのページをまだ見つけていない状態です。これは、新しいページや外部からのリンクがまったくない場合に起こります。

【よくある原因】

  • サイトを公開したばかり
  • 他のページやSNSからのリンクがない
  • サイトマップを送信していない
  • Search Consoleに登録していない

この場合は、Googleに「ここにページあるよ」と伝える作業が必要になります。

原因②|Googleに見せない設定になっている(インデックス拒否)

これは、あなたが自分で検索されないように設定してしまっている状態です。特にWordPressで作られたサイトでは、「検索エンジンにインデックスさせない」にチェックが入っているまま公開してしまうミスがよくあります。

【よくある原因】

  • WordPressの管理画面での設定ミス
  • HTMLファイル内に「noindexタグ」がついている
  • 「robots.txt」ファイルによって、クローラーをブロックしている

この場合は、設定を直すだけで検索されるようになる可能性もあります。

原因③|登録はされているが、検索順位が低すぎて見つからない

Googleに認識はされているけど、順位が低すぎてユーザーに見られていない状態です。3ページ目以降に表示されていても、ほとんどの人はそこまで見ません。

【よくある原因】

  • 競合が強すぎるキーワードで戦っている(例:美容室、整体など)
  • コンテンツが薄い・情報が整理されていない
  • ユーザーの検索意図とズレている(「伝えたいこと」だけ書いている)
  • 構造が悪く、タイトル・見出しが検索向きになっていない
  • E-E-A-T(専門性・経験・権威性・信頼性)が不足している

この場合は、順位を上げるための見直し(キーワードや構成、信頼性)が必要になります。

Googleに出るか?今すぐできるセルフチェック

検索されない原因が3つあるのは分かった。でも大事なのは、あなたのサイトが今、どの状態にあるかだ。ここでは、誰でもすぐにできる3つのチェック方法を紹介する。難しい設定も不要、見たままで判断できるから安心してほしい。

Check 01

Googleで「site:ドメイン名」と検索してページが表示されるか

Googleの検索窓に「site:自分のドメイン」のように入力して検索をしてみてください。

例:あなたのサイトが example.com なら、site:example.com と入力。

【見分け方】

  • ページが表示される → インデックスされている
  • まったく表示されない → インデックスされていない可能性あり

この方法は、Googleがそのサイトを検索データベースに登録しているか(=インデックスされているか)を直接確認できます。結果が「表示されない」なら、Googleにまだ見つけられていない or 拒否設定になっている可能性があります。

Check 02

インデックス拒否の設定がされていないか

あなたのホームページがインデックスがされてないなら「意図せず検索から除外する設定になっていないか」を調べる必要があります。

Googleサーチコンソール にログインする】

  1. 「ページ」レポートを開く
  2. 「有効」「除外」「エラー」の各ページ数を確認

【見分け方】

  • 「有効」ページが表示されている → 登録済み
  • 「除外」「noindex」ページが多い → 拒否設定の可能性
  • 「検出 – インデックス未登録」も注意ポイント

制作時の設定ミス(noindexタグ・robots.txtのブロック)が原因で、意図せず検索から除外されていることはよくあります。ただし、制作会社が意図的に拒否設定をしてる場合もありますので、確認するようにしてください。

また、WordPressの設定で「検索エンジンがインデックスしないようにする」にチェックが入っているなど、気づかないうちにブロックしているケースも多いです。表示されない」なら、Googleにまだ見つけられていない or 拒否設定になっている可能性があります。

Check 03

狙ったキーワードで検索しても出てこない

実際に、狙っているキーワードをGoogleで検索して、あなたのサイトが何ページ目に出てくるかを確認する。

(例:「〇〇市 整体院」など、見込み客が使いそうな検索語句)

  • 1〜2ページ目に出てくる → ある程度見つけてもらえている
  • 3ページ目以降 or 出てこない → 順位が低すぎて実質的に見つけられていない

多くのユーザーは1ページ目しか見ません。インデックスされていても、10位以下ではほとんどクリックされない=“検索されていないのと同じ”状態です。この場合は、次章で扱うSEO改善策(キーワード設計・見出し・E-A-T)が必要です。

あなたの検索されない原因はどこ?

この3つのチェックで、

  • 登録されていない(原因①)
  • 拒否してしまっている(原因②)
  • 登録はされているが順位が低い(原因③)

という3パターンを切り分けられます。

このあとの章では、それぞれの状況に応じて「どうすれば検索されるようになるか?」を具体的に・順を追って解説していきます。

インデックスがされていない場合の対策

Googleにページが「存在していない」状態では、いくらSEOを頑張っても検索結果には出てこない。この章では、インデックスされていない(=Googleに登録されていない)状態のときにやるべき4つの対応を紹介する。

STEP 01

インデックス拒否設定を解決する

◯WordPressで、以下の項目にチェックが入っていないこと

「設定」>「表示設定」→ 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」

◯HTMLのmetaタグに、以下の記述がないこと。

<meta name="robots" content="noindex"> 

◯robots.txt に、以下の記述がないこと

Disallow: / 

ただし、HTMLやrobots.txt などを触ることは、初心者には推奨していません。ご依頼している制作会社へご相談ください。

STEP 02

インデックス登録をリクエストする

サーチコンソールを使えば、Googleに対して登録をお願いすることができる。

登録リクエストの方法

  1. サーチコンソールにログイン
  2. 左メニューの「URL検査」を選択
  3. インデックスさせたいページのURLを入力
  4. 「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリック
  5. 数日〜1週間程度で反映されるケースが多い

ただし、中身が薄いページ(情報が少ない・テンプレだけ)だと、検索結果にヒットしないこともあります。そのため、キーワードとマッチした内容にしましょう。

補足|内部リンクでGoogleに見つけてもらいやすくする

Googleのクローラー(巡回ロボット)は、リンクをたどって新しいページを見つける。そのため、他のページからリンクが貼られていないページは、見つけてもらいにくい。

内部リンクのポイント

  • トップページやメニューなどからリンクを設置する
  • 関連する記事内にテキストリンクを設置する

検索順位が低すぎる場合の改善策

「Search Consoleではインデックスされてるって出たのに、検索しても出てこない」それは順位が低すぎて、ユーザーの目に届いていない状態です。

しかし、ページは「ある」のに、誰にも見つけてもらえていないなら、実質ないのと同じ。ここからは、順位を上げるための基本的な改善方法を、初心者向けにわかりやすく解説していきます。

STEP 01

キーワードが適切かを見直す

「整体」や「税理士」などのビッグワードは、大手やポータルサイトがひしめく激戦区。中小企業が真っ向勝負しても、ほぼ勝てません。

そこで、以下のように「キーワードを絞り込む」ことが欠かせません。

NGワード改善の例
整体○○市 整体院
○○市 整体院 肩こり 
税理士○○市 税理士
○○市 税理士 相続

地域・悩み・対象業種などを掛け合わせると、勝てるキーワードが見えてきます。

STEP 02

検索意図に合ったコンテンツかを確認する

検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した本当の目的のこと。

たとえば「腰痛 整体」と検索した人が知りたいのは、「どんな施術をするのか?」「料金は?」「どのくらいで良くなるのか?」といった実用的な情報です。

そこで、ホームページには以下のような情報を補強しましょう。

  • よくある質問(Q&A)
  • 施術内容・流れの説明
  • 他社との違い
  • お客様の声・事例紹介
  • 初回料金・通院目安

「あなたが売りたいこと」より「お客様が知りたいこと」に焦点を当てるのがコツです。

STEP 03

見出しタグ(h2・h3)でページ構造を整理する

Googleもユーザーも「何の話をしているか」が見えないと、評価しづらくなります。そこで、HTMLの見出しタグ(h2・h3など)を使って、章立てのある記事に整えましょう。

<h2>当院の施術内容について</h2>
<h3>対応している症状</h3>
<h3>施術の流れ</h3>

こうした構造はGoogleの理解を助けるだけでなく、ユーザーの読みやすさにも直結します。

STEP 05

E-E-A-Tの強化(専門性・経験・権威性・信頼性)

Googleは、「誰が、どんな実績や背景でこの情報を発信しているのか」を見ています。

会社・事業者の実態が伝わる情報を明記してください。

  • 運営者名・住所・電話番号
  • 経歴や資格、活動実績
  • メディア掲載・受賞歴
  • SNS・YouTubeなどへのリンク
  • お客様の声や事例(信ぴょう性を持たせる)

こうした情報が揃うと、信頼性の高いサイト=順位が上がりやすいサイトとして扱われます。

検索順位は「整えるほど上がる」

検索順位は、決して運任せではありません。適切なキーワード選定、検索意図との一致、ページ構造の整理、信頼情報の整備。こうした積み重ねで、着実に順位は改善していきます。

検索順位を上げたい方は、下記の記事もどうぞ。

【参考】なぜSEO順位が上がらない?初心者でもできる13の改善策

検索されるホームページを育てる「運用とチェック体制」

一度検索されるようになっても、放置していれば順位は下がっていきます。重要なのは、「改善した後にどう運用を続けるか」。ここでは、初心者でもできる月1回のチェック体制と、改善の見える化について解説します。

3つの指標を月1で見る

以下の項目を、毎月1回だけでもチェックする習慣をつけましょう。これは Googleサーチコンソール(無料ツール)を使います。

  1. インデックス登録済みページ数:急に減っていたら要注意
  2. 検索クエリごとの平均掲載順位:特定のキーワードが下がっていないか?
  3. オーガニック流入数(自然検索からの訪問者):増減の傾向を追うだけでも十分

「改善したつもり」で終わらせない

改善したページが「ちゃんと効果を出しているか?」を確認するために

  • 施策前後の数値(順位・流入)と比較して検証する
  • Googleスプレッドシートなどに日付と施策内容・変化を記録できればベスト

こうすると「改善がうまくいったのか?」を振り返りやすくなり、施策を正しく評価できます。

「外注するか、自社でやるか」を判断する

検索対策は、全部自社でやろうとするとかなりの負担です。基本戦略は、SEOに強い制作会社やコンサルタントと相談するのが現実的です。(キーワード設計・改善優先度・競合分析などは特にプロの視点が重要)

一方で、自社でやれることは最小限に絞ることで、継続しやすくなります。

自社でやるべきこと

  • サーチコンソールで順位やアクセスのモニタリング
    数字の推移を見て異変に気づく習慣を持つだけでOK
  • 実際に発生した成果数やお客様の声を共有する
    施策効果を高めるための、貴重な情報になります

外注すべきこと

  • SEOの戦略設計(キーワード・構成・優先順位)
    現状分析から始まり、どこに注力すべきかの判断が重要です。
  • SEOライティングや構造設計の見直し
    上位化のためには「書き方」「並べ方」も大切。プロの手を入れた方が早く効果が出ます。
  • 技術的な改善(ページ速度・モバイル対応・構造化など)
    制作や修正を丸投げできる体制をつくるとラク。

すべて丸投げもよくないので、大切なところは手綱を握るイメージで分担していただくと、成功の再現性が高く、継続もしやすい形になりますよ。

よくある質問とやりがちミス

検索されない原因をつかんでも、実際に対応を進めると「これってどうすればいいの?」という疑問が出てくるもの。ここでは、特に多い質問をQ&A形式でまとめておきます。

Q1. Search Consoleに「インデックス未登録」と出てるけど、どうすれば?

まずは サーチコンソール の「URL検査」でそのページを調べてみてください。多くの場合、noindexが設定されている、または内部リンクが届いていないのが原因です。インデックス登録をリクエストし、合わせて該当ページがサイト内からちゃんとリンクされているかも確認しましょう。


Q2. 改善してからどれくらいで順位は上がる?

インデックス登録だけなら数時間〜数日で反映されますが、順位が上がるには1〜3ヶ月ほどかかることが多いです。ただし、大幅な改善や大手競合との戦いでは半年以上かかる場合もあります。焦らず、定期的にサーチコンソールと順位変動を見ながら改善を続けましょう。


Q3. 予算が限られていて、どこから手をつけるべき?

まず最優先なのは、インデックスの確認と登録です。これができていないと、どれだけ良いコンテンツでも検索に出てきません。次に、主力商品・サービスに関するキーワードだけでも順位をチェックし、競合と比較すること。キーワード選定とタイトル・見出し改善は、コストをかけずに効果が出やすい施策です。


Q4. 制作会社から「SEOは時間がかかる」と言われたが本当?

本当です。特に順位が上がるまでは時間がかかります。ただし「時間がかかる=何もしなくていい」ではありません。今やった対策がいつ反映されるかを逆算して、早めに一つずつ改善していくことが重要です。インデックスされていない状態を放置するのは、そもそも土俵に立っていないのと同じです。


Q5. Search Consoleの警告がたくさん出ていて不安です…

すべてを完璧に修正する必要はありません。まずは「カバレッジ」や「インデックス」関連のエラーだけに絞って対応しましょう。特に「検出 – インデックス未登録」「noindex」など、検索に影響する項目を優先するのがコツです。

まとめ|わからないことがあっても、まずは“見つけてもらう”ことから

検索対策に完璧を求める必要はありません。

でも、最低限「検索結果に出てくる」状態になっていないと、スタートラインにも立てません。

そのために、今回お伝えした内容を

  1. 原因の把握
  2. インデックス確認と登録
  3. 適切なキーワードで順位改善

という3ステップで、一つずつクリアしていってください。

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