- 「地名+業種」は売上に直結する
- 少しの投資で取り組める
- 地域ナンバーワンを謳える
ローカルSEOはこんな魅力を持ったマーケティングだというお話を ローカルSEOとは の記事で解説しました。
しかし、いい話ばかり聞いても「100%成功するわけではないよね」なんて疑問も残ると思います。なぜなら、どんなマーケティングも万能ではないからです。
そこで、このページでは私が感じる「ローカルSEOに取り組む価値」や「メリット・デメリット」についておはなしします。
100%上位化できる、は間違い
残念ながら、ローカルSEOは100%成功する施策ではありません。「業界」や「地域」での競合状況によってローカルSEOの難易度は異なります。施策費用や上位化までの期間も異なります。
しかし、あらかじめ「SEOマーケティング」の本質は理解しておきましょう。
「上位化されなかったら、失敗」ではない
例えば、半年では上位化ができなくても「1年やったら上位化する」という可能性があります。失敗というより「上位化までの時間が、想定よりも長かった」という認識になります。
「上位化できない=価値がない」ではない
ローカルSEOに取り組むことで、ホームページの便利さも変わります。それによって「いろんなページが読まれるようになった」や「営業がラクになった」などの効果につながります。
なので、ローカルSEOに取り組むことで上位化以外の価値もたくさんあるということを、覚えておいてください。
ローカルSEOに取り組むだけでも効果は期待できる
「地名+業種」のキーワードで検索エンジンで上位化する。
これがローカルSEOのもっとも象徴的な効果ですが、ローカルSEO(ホームページの最適化)に取り組むだけでも、ビジネスに役立つ効果がたくさん期待できます。
説得力があるホームページが手に入る
ローカルSEOに取り組むとは「説得力があり、営業効果のあるホームページをつくること」を意味します。
なぜなら、検索エンジンが「利用者に有益なホームページを優遇する」からです。(ちなみに「有益」は、Googleいわく「検索目的を達成させられる」という意味です)
- 購入検討のために必要な情報を掲載する
- 求めている情報を、見つけやすく整理する
- 読みやすく、理解できる文章にする
例えば「新宿 税理士」で税理士を探している方へ「当事務所はお役に立てると思いますよ」というご提案をすることは、ひとつのホームページのあり方として素晴らしい形です。
そして、本当に検索者にとって満足できる提案ならば、Googleはそのホームページを優遇します。
24時間、365日、訪問者にセールスできる
「ホームページがあなたの営業マンになる」という話を聞いたことはありませんか?
説得力のあるホームページを持つことは「24時間、365日、無償で働いてくれる営業マン」を採用したようなものです。
しかし、ほとんどの経営者はホームページを活用できていません。なぜなら、多くの会社のホームページはカッコよさを重視して、コンテンツに説得力がないからです。
Googleのガイドラインに従ってホームページを作ることで、訪問者への説得力も高まるでしょう。それによって、ホームページは営業マンへと変化していきます。
営業、商談のフォローがラクになる
説得力のあるホームページがあると、商談前にあなたのサービスを知ってもらいやすくなります。
サービス説明に終止した商談では「検討します」で終わりますので、商談で話すべきは「買うか、買わないか」です。
買うなら手続きを進めればいいし、買わないなら今後のために「なぜ買わないのかを聞く時間」にすることで営業効率が上がります。
また、商談後もホームページに説得力があれば「アフターフォローの資料」としても機能します。購入までの商談回数を減らせるし、アフターフォローもURLを案内するだけで済むでしょう。
問い合わせへの回答が楽になる
お客様からのたくさんの質問メールや電話が来ると、時間がいくらあっても足りません。
そのために、「よくある質問」や「ブログ」など、お客様の疑問を解決するコンテンツを用意することで、不要なお問い合わせを減らすことができます。
価値の高いコンテンツが増えていくと、ローカルSEOでも高評価につながります。
また、カスタマーサポートが充実していることが購入理由にもなるので、一石三鳥です。
ローカルSEOの特徴とは
ローカルSEOは「取り組むだけでもビジネス的な効果が期待できる」ものですが、あなたにとってローカルSEOが有効なのか、あるいは他のマーケティングが適しているのかも気になると思います。
ここでは、ローカルSEOの特徴を知り、取り組むべきかどうか、検討してみましょう。
広告とは違う、農耕型のマーケティングである
コンビニエンスストアの「セイコーマート」をご存知でしょうか?北海道ではNo.1のコンビニ(シェア率37%)で、今では北海道だけでなく全国でも不動の地位を確立しています。
なぜ、そんな事ができるのでしょう?
- 他のコンビニよりも、広告を出したから?
- 他のコンビニよりも、PRをしたから?
いいえ、そうではありません。大手コンビニエンスストアが全国展開する中、北海道のお客様からの大きな信頼を築き続けたからです。
ローカルSEOも、同じ地域マーケティングです。「ホームページ」と「事業拠点」という、多くの企業が持っているビジネス資産を活用して、時間をかけて地域との信頼関係をつくるマーケティングです。
お金を持ってる会社が勝つ「広告」という仕組みとは異なります。
企業としての信用を活かしたマーケティングである
Googleの検索エンジンの順位を決める人工知能(AI)は、日々進化し続けています。これまでのような「検索エンジンを攻略するようなSEO対策」で上位化できるレベルではありません。
訪問者の悩みをホームページで解決できるからこそ、検索エンジンも上位化してくれます。なので、Googleから「この会社なら解決できますよ」というお墨付きを頂くことが必要です。
つまり、あなたの会社の信用を使って、マーケティングは成功へと繋がります。
何の資格も、技術も、実績もない初心者が「整体院を開業しました」とホームページを飾ったところで、Googleはお墨付きをくれません。だからこそ、企業として信用をつくることが重要になります。
過度な更新を必要としない検索エンジン集客である
これまでの検索エンジン集客というと「3000字程度の、読者の役に立つブログを、1年間継続して発信しないといけない」といった、労働集客があたり前でした。
しかし、ローカルSEOなら「過度な更新をせずに、3ヶ月程度でも、上位化される可能性がある」という特徴があります。
それには理由が2つあります。
- ライバルが少ない(同じ地域の同業他社のみ)
- Googleは「検索者に有益な情報」を紹介したい
検索結果の1ページ目には、最大10サイトが表示されます。日本全国の上位10サイトが選ばれるのと、特定の地域の上位10サイトが選ばれるのでは、難易度がまったく違います。
なのでローカルSEOなら、最短3ヶ月〜と、比較的スピーディーな上位化も期待できます。
3つのデメリットと回避策
ローカルSEOにも3つのデメリットがあります。
- 地域限定のため小規模な集客になる
- コンテンツを磨き続ける必要がある
- SEOの知識が必要な場合がある
このデメリットを受け入れつつ「どのように対処すればより大きなマーケティングにできるか」について話します。
回避策:他の集客手法と組み合わせる
ローカルSEOは「市区町村」や「駅名」などで検索された際の上位化になるので、小規模な集客になります。
だからこそ小さな会社にチャンスがあるのですが、大手企業には物足りないでしょう。なので「会社が大きくなると、ローカルSEOは役に立たないのか?」という疑問もでてきます。
要するに「ローカルSEOだけでは不十分になっていくので地域集客と連携して、たくさん集客しようね」という結論になります。
- 名刺からホームページへ誘導
- チラシからホームページへ誘導
- 「都道府県+業種」のキーワードも対策
- 多店舗展開し、複数地域での上位化
こうした他のマーケティングも併用しながら、地元でファンを増やし、全国へ展開することができます。
回避策:アセットコンバージョンを使う
競合他社が多いと、ローカルSEOも一筋縄ではいかないことがあります。
「ホームページのSEOがダメ?」
「コンテンツがダメ?」
など、原因が分散すると、改善にたくさんの「時間・お金・労力」を費やすことになります。アセットコンバージョンのWordPressテーマを使うと、ホームページのSEOの問題はクリアされ、コンテンツの改善に集中できます。
しかも、ホームページ制作の予算を大きく抑えられるため、コンテンツに予算を投資しやすくなります。
回避策:SEOの情報をとる
「なかなか上位表示がされない」
「どのようにコンテンツを作ればいいかわからない」
そんな八方塞がりになったら、SEOの知識なしではクリアできないかもしてません。そんな時のために、ローカルSEOの情報を提供しています。
それぞれ、詳細はリンク先のページでご確認ください。