お客様は、会社名ではなく「困りごと」で探している

ホームページを作ったのに、新しいお客様からの問い合わせがほとんどない。

会社名で検索すれば出てくる。
Googleマップにも登録している。
ホームページも公開されている。

それなのに、検索から新しい問い合わせにつながっていない。

このような状態のとき、まず確認したいのは「どんな検索で見つかっているか」です。

会社名で出ることと、まだ会社名を知らない人が使う言葉で見つかることは、別の話です。さらに、まだ知らない人が使う検索にも、問い合わせに近い言葉と、まだ情報収集に近い言葉があります。

会社名で出ることと、まだ知らない人に届くことは別の話

会社名で検索してホームページが出てくること自体は、もちろん大切です。ただ、それは会社名を知っている人が確認するための検索です。

新しいお客様は、最初から会社名を知っているわけではありません。

「〇〇市 整体」
「〇〇区 税理士」
「外壁塗装 見積もり ××市」

のように、自分の悩みや目的に近い言葉で検索しています。

会社名で出てくることと、こうした言葉で出てくることは別の話です。この2つを混同していると、「ホームページはあるのに問い合わせが来ない」という状態が続きます。

まだ知らない人が使う言葉にも、段階がある

たとえば、パソコン仕事で体に疲れがたまっているとき、検索する言葉にも段階があります。

検索する言葉状態
眼精疲労 原因まだ原因を調べている段階
肩こり 解消自分でできる対処法を探している段階
首こり マッサージ解決手段としてマッサージを考え始めている段階
浅草橋 マッサージ近くで行けるお店を探している段階
浅草橋 マッサージ おすすめ評価のいいお店を比較しながら選ぼうとしている段階

同じ「まだ会社名を知らない人」の検索でも、情報収集に近い言葉と、実際に来店・相談先を探している言葉があります。

これは業種を問いません。税理士なら「確定申告 やり方」はまだ情報収集の段階ですが、「相続 税理士 ○○区」は相談先を探している段階です。

外壁塗装なら「外壁塗装 時期」はまだ調べている段階ですが、「外壁塗装 見積もり ○○市」は依頼先を探している段階に近い言葉です。

どちらの段階の言葉で自社が出てきているかによって、ホームページを見に来る人の温度感も変わります。会社名で出ることを確認しただけでは、まだ知らない人に届いているかどうかは分かりません。さらに言えば、どの段階の人に届いているかも分かりません。

お客様が使う言葉が決まらないと、整える方向が定まらない

「SEO対策が必要ですね」とアドバイスを受けることがあります。ただ、その前に決めておくべきことがあります。誰に、どんな段階の言葉で見つかりたいのか、という問いです。

これが決まっていないと、ページを増やす、文章を書き直す、Googleマップを整える、どれをやっても方向が定まらなくなります。

ホームページ制作を依頼したのに、なぜ検索から問い合わせが来ないのかと思う方もいるかもしれません。ただ、制作時に「どんな検索で、どんな段階の人に見つかりたいか」まで整理されていない場合、見た目は整っていても、相談先を探している人に届きにくいことがあります。

まずは、お客様が使いそうな言葉を書き出してみてください。

  • サービス名
  • 地域名
  • よく聞かれること
  • 悩みの言葉
  • 費用や料金に関する言葉
  • 比較や選び方に関する言葉

そのうえで、その言葉が「情報収集の段階」なのか「相談先を探している段階」なのかを確認します。そして、その言葉がホームページの中に含まれているかを見てみる。

いきなり大きなSEO施策を始める前に、この問いを先に整理することが出発点になります。

たどり着いた後、選んでもらえる状態か

どんな言葉で見つかる状態を整えても、たどり着いた後に選ばれる情報がなければ、問い合わせには進みにくくなります。

「この会社に相談して大丈夫か」を確認するとき、多くの場合ホームページが参照されます。サービスの内容、料金の目安、実績、問い合わせ方法。こうした情報がないと、検索やGoogleマップ、広告などから訪れた人が、判断できないまま離れることがあります。

情報が数年前のまま止まっている場合も、今も動いている会社かどうかの判断に影響します。「誰に届きたいか」を整えると同時に、「届いた後に判断できる情報があるか」もあわせて確認してみてください。

まとめ

「会社名で出ているから問題ない」という前提は、集客の文脈では一度外して確認する必要があります。

まだ知らない人が使う言葉で出ているか、さらにその中でも相談先を探している段階の言葉に対応できているか。この2点を整理することが、今の状態を把握する起点になります。

「会社名では出るのに、新しい問い合わせが増えない」と感じている場合は、いきなり広告やSEO施策を増やす前に、今の状態を整理することから始めてみてください。

WINQでは、次のような点を一緒に確認しています。

  • 今のホームページが、どんな検索に対応できているか
  • 問い合わせに近い言葉で見つかる状態になっているか
  • 見つかった後に、判断できる情報があるか
  • どこから整えるべきか

問い合わせが来ない原因を一度整理したい方は、WINQにご相談ください。